節約は具体的に何をどうすれば良いの?生命保険は解約すべき?外貨積み立て保険ってどうなの?といった疑問にいくつかポイント絞ってお答えしていきます。
私が実際にやってみて効果的だった節約術をいくつか紹介。誰にでもできるのでぜひ実践してみください。
※できればこれを読む前に、直近1ヶ月の支出を振り返ってみてください。
参考書籍:本当の自由を手に入れるお金の大学【電子書籍】[ 両@リベ大学長 ]
固定費の見直し
格安スマホに乗り換えよう(難易度★)
2時間もあればですが、人によっては5,000円以上節約が可能です。例えば某大手キャリアで月1万円払っている方は格安スマホに切り替えることで3~4千円に減らすことができます。
今は大手のキャリアが格安スマホのサービスを提供しています。自分に合ったサービスを見つけて乗り換えを検討してみてください。
docomo→ahamo
au→povo、UQモバイル
Softbank→LINEMO
楽天→楽天モバイル
他にもいくつかありますが、自分が今まで使っていた通信回線などを参考に選んでみてください。
電気代を見直そう(難易度★)
インターネットからの申し込みで簡単に変更が可能です。
いろんな電気会社がありますが、どこもWebサイトで料金シミュレーションをやっているので試しにやってみてはいかがでしょうか。
私は月に1,000円以上下げることができました。少額でもやる価値はあると思いますので是非試してみてください。
保険は必要なものだけにしよう(難易度★★)
保険は万が一に備えるものであり、投資とは切り離して考えることを理解してください。最近保険商品でも積み立てができて保険にもなるものはたくさん存在しますが、非効率でコスパの悪いものがほとんどです。また保険の相談窓口やファイナンシャルプランナーは紹介料を得るためにそういった保険商品を最適解として提案してくることも多いです。最低限必要な知識と考え方を持つようにしましょう。
※細かく解説すると長くなりすぎるため、解説を一部省略する箇所がございます。時間ある時に自分でも調べてみてください。
医療保険はいらない?
先ずは医療保険ですが必要ない方がほとんどでしょう。日本の公的医療保険は非常に充実しています。もちろん公的な保険は最低限の保障になりますので次の場合は適用されません。
- 先進治療
- 治療以外の医療行為(整形等)
- 保険対象外の医薬品
- 病院の個室
先進治療について、本当に効果のある治療は国が保険適用にしているので先進医療に頼らなくても解決するケースは多いようです。
また知らない人が大変多いのですが、高額療養費制度というものがあります。例えば1ヶ月の手術・治療代が100万円になった場合、実際に負担するのは10万円程度で済むという制度です。国民が大きな負担をしなくていいように自己負担にも上限が設けられているという制度になっています。この制度を説明せずに保険を入らせる人も多いので覚えておきましょう。
(気になる人は全国健康保険協会のページがわかりやすいのでご確認ください)
入院についても最近の動向を見ていきましょう。長期の入院に備えた保険も多いですが、最近は入院したくてもできないといったケースが増えています。感染症の件もありますが、そもそも治療が数日で終わるケースも増え、日帰り入院が増えていることも少なくありません。過度な入院保障を謳っている保険には注意しましょう。
生命保険は入らなくていい?
自分が亡くなったら困る家族がいる人のみ入るべき保険です。また家族はいても資産状況や置かれている環境によっては不要になるケースもあるので見極めていきましょう。
遺族年金について聞いたことがあると思います。夫が死んでしまっても国から遺族年金が支給され生活費を補填してくれます。例えば35歳会社員で月収35万円+子供1人の方が死んだ場合、月額約13万円が支給されます。20年受給した場合は約3,000万円になるので結構な金になります。
積み立て保険は不要。保障と積立投資がセットになっている保険があります。最近では外貨建て保険がたくさん出ていますが不要ですので注意しましょう。
最初に書いた通り、保険と投資は分けて考える必要があります。備えは掛け捨ての最低限の保険に入っていれば十分です。投資はつみたてNISAなどを活用すれば保険よりも効率的に運用することができます。
*外貨建て保険は販売手数料や〇〇手数料をたくさん引かれています。保険会社への苦情も増えているそうですね。
実は・・・私も外貨建ての生命保険に1年くらい入っていた時期がありました。当時は結婚直後のお金の勉強をする前でよくわかっていなかったのです。。
そこから解約して掛け捨ての生命保険と投資信託に切り替えましたが、トータルの出費は同じで保障内容がよくなり、投資で得られる想定のリターンも大幅に改善しました。
余談ですが、堀江貴文さんが自分が死ぬことにお金をかけるっておかしいってことを発信されていました。ギャンブルで自分の死にベットするのってすごい感覚ですよね。共感します。
介護保険は?学資保険は?養老保険は?
他にもさまざまな〇〇保険というお金を増やす内容のものが存在しますが、多くの場合割りに合わないものやぼったくりのものになっています。何度もお伝えしているように保険と投資(資産運用)は分けて考えましょう。
必要な保険はある?
火災保険、自動車保険は入っておいておきましょう。火災保険は掛金に見合うリターンが見込まれますし、自動車保険も万が一の賠償金が多額なものになるリスクがあるため加入することをおすすめします。ただし保険料の高いものもあるので要注意です。
家賃を減らせないか検討しよう(難易度★★★)
次は家賃編です。あなたの身の丈に合ったものにしましょう。一人暮らしなのに必要以上に広い部屋を借りていたり、無理して都内に住んでみたりという方は少なくないかと思いますが、本当に必要なのかを考えてみましょう。もちろん生活するところなので価値観が出やすいところにはなりますが、必要以上の背伸びは控えましょう。
リモートワークの時代ですので、無理して首都圏に住む必要がなければ思い切って地方に移住してみるのも一つの手段でしょう。
家賃は多くの人にとって一番大きな固定費になることが多いです。なるべく生活の水準を下げないように引越しや家賃交渉をやってみてはいかがでしょうか。
ちなみに家の購入についてはお金の観点からはおすすめしません。またの機会に解説します。
変動費の見直し
コンビニに行くのはやめよう(難易度★)
個人的にはめちゃくちゃ効果的でおすすめです。ご存知の通り、コンビニはスーパーに比べて1~2割くらい高い価格設定がされています。特別用もないのにコンビニに立ち寄ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
またコンビニのお弁当は塩分や着色料が多かったりと健康面でもおすすめできません。
簡単ですが、非常に効果的で1ヶ月数千円程度は変わってくるのでこちらも試してみてください。
水筒を持ち歩こう(難易度★)
コンビニと同様で自動販売機も気をつけましょう。便利なのでついつい使ってしまうのもわかりますが、毎日150円のペットボトルを1本買うだけでも、1ヶ月4,500円の出費です。水筒にお茶を入れて持ち運ぶだけでも節約にもなりエコにもなります。
外食を控えよう(難易度★)
外食をしている人は頻度を落としてみてください。
特に飲み会は気をつけましょう。勿論仕事の付き合いなど外せないものもあるかとは思いますが、週2回を週1回にするなど頻度を落としてみてください。飲み会代で1回5,000円くらい浮けばかなり効果的ですよね。また飲み会には出費の落とし穴もあります。酔っ払って終電逃してタクシー、帰りにコンビニで甘いもの買う、ラーメン食べるなど、ついついやってしまう出費もありますよね。
そのほかの外食にも注意しましょう。ランチや休日のご飯、目標決めてその中に収まるようにしましょう。
衝動買いを抑えよう(難易度★★)
amazonや楽天でついつい買ってしまうという方いませんか。私もそうです。荷物が届く時に何買ったっけってなることがよくありました。
これはストレス発散にもなるので無意識にやってしまう行動ですが、欲求をコントロールして抑えましょう。一度立ち止まりほんとうに必要なのか、今必要なのかと考えてみてください。
ちなみに私がやっているのはアプリをアンインストールしたり、クレジットカード情報を毎回入力するようにしたりとすぐにものが買えないようにしています。
まとめ
私はひと月あたりいくら食費で、いくら交際費でという予算を設定しています。1ヶ月の生活費の棚卸ができたら目標を立てることもそんなに難しくないはずなので、ぜひ行動してみてください。
たった5,000円と思われるかもしれませんが、毎月5,000円を5%で20年投資すると200万円弱になります。せっかくなので節約できたお金は運用に回してみてはいかがでしょうか。